悠々亭 裏日記 2

投資家にとって最大の問題・敵は自分自身である。

昔々あるところに・・・

人間に捕らえられて、鳥かごの中に入れられてしまった鳥達がいました。

 

最初は捕まってしまったことをみんなひどく落胆していたのですが、

毎日美味しい餌を貰えるので、いつしか捕らえられた事も忘れ、

みんなどんどん食べて、みるみる太っていきました。

 

ところが一羽だけ、何故か餌を全く食べない鳥がいました。

 

みんなが口々に言います。

「何で食べないのさ、そんなに痩せちゃってさ」

「こんな美味しい餌を食べないなんてもったいないよ」

「落ち込んでてもしょうがないよ、一緒に食べようよ」

 

その鳥は言いました。

「僕はもう一度、鳥かごの外に出て飛びたいんだ。だから我慢してるのさ」

 

 

数日後・・・。

 

「そろそろかな、よいしょ・・・・っと。」

その鳥は、痩せたおかげで鳥かごの隙間から抜け出すことができたのです。

 

「やった、僕は自由だ!!」

 

 

一方、何も考えずに餌を食べ続けて丸々太ってしまった鳥達は・・・

やがて一匹ずつ人間によって調理され、食べられてしまいましたとさ。

 

めでたしめでたし

 

 

 

 

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というお話を、小学校低学年くらいの時に読んだ記憶があります。

何となく、今の日本に通ずるものがあって、ふと思い出されてしまいました。

 

国家が"鳥を捕まえた人間"だとしたら、我々国民は"捕らえられてしまった鳥達"です。

何も考えず、丸々太ってしまってからでは遅いです。

先見の目を持って、いつでも鳥かごから抜け出せるよう準備しておきたい訳です。

 

 

藤巻健史さんの、『日本大沈没』という本を買ってきました。

 

amazon評価は散々ですが、そこらのリフレ派の評論家が言ってる内容よりも

よほど腑に落ちるし、納得の行くストラテジーになっていると私は思います。

何より私が最近日本経済と政治に感じてるイライラが、しっかり書かれてました。

 

東京五輪の誘致が成功すれば日本経済の寿命はもう少し伸びるのかもしれませんが、

それでもインフレ・大増税の波は遅かれ早かれ必ずやってきます。

政治家は我々が思ってるほど馬鹿ではないと思います。

国民に対する演技にだまされないよう、美味しい餌にだまされないよう、

気を引き締めていきたいものです。