悠々亭 裏日記 2

投資家にとって最大の問題・敵は自分自身である。

四季報の読み方。1日で読破するための3つのポイント

 

四季報を定期購読しておくと、書店に並ぶ前日に自宅に届きます。

四季報は情報の宝庫であり、発売直後は株価に織り込んでいないことも多く、

届いたその日のうちに、いかにたくさん読めるかが重要になってきます。

ファンダメンタル投資で利益を上げている人は1~2日で四季報を読破しています。



しかし一方で、四季報を毎回買っているけど、

自分の興味のある銘柄だけチェックして終わり

という人も多いのではないでしょうか。

 

 

・・・何を隠そう、私もその1人でした。

2千ページ近くにも渡る四季報を1日で読破できる訳がない。

 

 

いや、厳密にいうと毎回読破を試みるものの、

途中で体力の限界が来て寝落ちしてしまい、翌朝目が覚めて絶望する。

 

・・・毎回そんな感じでした。

 

 

 

 

結論から言うと、四季報は"誰でも"その日のうちに読破できます。

 

 

 

 

先に答えを言います。その方法とは、

「完璧主義」を捨てることです。


 

 

 

プロフェッショナルと呼ばれる領域であれば、完璧を求める必要はあります。
しかし、私たち一般人においては、職人のような完璧を求める必要はありません。
それよりも限られた時間内で、できるだけ良質な銘柄を拾うことが重要です。

 

 

完璧主義から脱することが大事になってきます。
それを踏まえたうえで、以下3ステップを踏めば四季報は読破できると思います。

 

 

①全体を読むペースを確認する。

②【変化】を探すことに没頭する。

③捨てるところは捨てる、割り切る。

 

 




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①全体を読むペースを確認する。


四季報が届いた日にやらなければいけないことは、
翌日の寄付で発注する銘柄を決めることです。

1つ1つの銘柄を詳細に分析することではありません。
まずはその事を念頭に、全体を読むペースを決めます。

3600銘柄以上ありますので、
例えば1銘柄あたり30秒かけると計30時間かかってしまいます。
こんなペースではどう考えても終わりません。


そこで、1銘柄あたり2.5秒(見開き2ページ10秒)と目標速度を決めます。
3時間で読破できる計算になります。

これなら、休憩挟んでも4時間くらいなので何とかいけそうです。

 

 



 ②【変化】を探すことに没頭する。

 

 

①で見開き2ページ10秒と決めましたが、実際にやってみると超ハイペースです。

 

1銘柄あたりにかけられる時間は2.5秒ですから、

四季報の全ての情報を見ることなど絶対にできません。

 


そこで、観点を絞ります。

何らかの【変化】がないか?

・・・というただ1点のみに集中するのです。


四季報の発売直後は、好業績な銘柄を探すのではなく、

何らかの【変化】が無いか?というただ1点だけにフォーカスを当てます。

 


そしてもう1度言います。【変化】を探すことだけを意識します。

四季報を読んでいる最中に、購入判断は絶対にしないでください。

 

 

四季報を読んでいる最中に購入すべきかどうか考え始めて、

四季報を読み進める手が止まるのが一番最悪です。

 

四季報を読破するのには時間と体力が必要なのですから、

決断によって時間と体力を使ってしまうのは絶対にあってはならないことです。

 

【変化】を探すことだけに没頭し、購入検討は最後にじっくり行えば良いと思います。

 

 

 

 

③捨てるところは捨てる、割り切る。

 

 

毎回四季報を読んでいると、この辺りの銘柄は
読み飛ばしても良いなというのが分かってきます。

 

例えば銀行、証券、バイオ関連銘柄は私は全く読みません。

もっと言えば、時価総額1,000億円以上の銘柄も見ないことが多いです。

(機関も参入しておりライバルが多く、自分の勝てるフィールドではない。)

 
売上と利益の伸びてない会社も最初の1秒で切ります

 
こうして"チェックしない銘柄"を作ることで、
"チェックする銘柄"に回す時間の貯金を作ります。

 

見開き2ページ10秒

①で書いた通り、このペースを守っていかないと読破できません。

 

そのために、見るところと見ないところのメリハリをつける必要があります。

 

 

 

 

 

私は、銘柄ごとに3段階に分けて時間管理をしています。

 



1.売上高の伸び
2.経常利益の伸び
3.マーク
----------ここまで2.5秒、足切り
4.記事
----------ここまで15秒、マークし付箋を貼る
5.前号との比較
6.ROE
7.社長が大株主にいるか
8.時価総額
9.営業CF
10.自己資本比率
11.PER
----------ここまで100秒、購入検討の付箋を貼る

 

 

例えば、システム情報を例に説明します。

 

 

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まず、2.5秒で1~3までをチェックします。
売上や利益が伸びてない銘柄は1秒で切ります。

売上高の伸びは+10%、経常利益の伸びは+20%が目安です。


もしかしたら記事に素晴らしいことが書いてあるかもしれませんが、
数字に表れてなければ即日の購入対象になりませんので、
遠慮なく次の銘柄に行きます。後日じっくり見れば良いと思います。

 

 

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1.売上高の伸び
2.経常利益の伸び
3.マーク

の順に赤ペンでチェックを入れていきます。


ほとんどの場合はこの段階で次の銘柄に進むのですが、
1~3で気になる点があった銘柄は、次に記事をチェックします。

 

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この時点で監視対象リストに放り込むために、付箋を貼ります。
ちょっと気になる銘柄は、付箋だけ貼って次に行きます。
後からじっくり読む際にフォローすれば良いですから、
大事なのは手を止めない事です。


基本的にはここまでで次の銘柄に行きますが、
中には「これは!」と思う銘柄が出てくることがあります。
その場合に限っては、


5.前号との比較
6.ROE
7.社長が大株主にいるか
8.時価総額
9.営業CF
10.自己資本比率
11.PER

 

までチェックします。

 

前号との比較を即時行えるように、

前号を隣に置いておくのは必須です。

 

 

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大事な事なので何度でも言いますが、

【変化】を探すことだけに果てしなく没頭します。

 

この作業の途中で立ち止まって深く調べ始めるのは絶対に禁止。

ましてや購入判断は、このタイミングでは絶対にしないでください。

やっていいのは、購入検討リストに放り込むために付箋を貼ることだけです。

 

購入判断は、絶対に一番最後。

四季報を全部読み終わってから行います。

 

でないと四季報を読破することは絶対にできません。

 

 

 

そして最終的に、四季報を全部読み終わった後で、

改めて「これは!」と思った銘柄群をリストアップし、

【変化】を株価が織り込んでいるかどうかを確認して購入判断をします。

大体4時間くらいでしょうか。

 

 

仕事が忙しくて4時間も確保できないという人は仕方が無いですが、

何とか時間を確保さえできればあとはやり方の問題です。

 

 

①全体を読むペースを確認する。

②【変化】を探すことに没頭する。

③捨てるところは捨てる、割り切る。

 

 

 

この3つさえ意識すれば、貴方も明日から鎌倉雄介になれるかもしれません。

 

 

 

 

こちらも併せてご覧ください。

yuyusk.hatenablog.com